主は小さな誠実を愛されます。私達小さな者が主にささげる小さな愛を、主への誠実として現すことを、主は何よりも大きなものとして見ておられます。たとえそれが名も知れぬ小さな者であり、またその誠実が人の目にどれほど小さなものであっても、そこに注がれる主への愛を主は見逃されることはありません。自らの利益とならなくても、たとえそれが自らの命をささげることに繋がろうとも、主を愛する故に、そうせざるを得ない。そんな愚かしくさえ思える私達の小さな誠実を、主はこの上なく喜ばれ、その故に、私達に思いもつかぬほどの絶大なものを与えて下さいます。そう、主はご自身の絶大なる計画を私達に教え、世界をも私達に任せようとされるのです。かつて、バビロンに捕囚されたダニエルとハナニヤ、ミシャエル、アザリヤという小さな者達は、彼らの小さな誠実により、主に喜ばれました。そしてそのことにより、主はご自身の永遠の計画を語られ、そしてバビロンの地を、その後のペルシャの国を、その時代を彼らに任せられたのです。「小事に忠実な人は、大事にも忠実である。(ルカ16:10)」今回はダニエル書を通じて、私達が気づかぬ内にささげていた小さな誠実に対して与えられている、慰めに富む主のみこころをうかがいたいと思います。
聖句:ダニエル3:16-18
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