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シリーズ「この世とクリスチャン」 その2.この世:遊び場は魅力たっぷり

2013年04月01日 06:18

この世の夜の遊び場は刺激に富んでいる。ジャズなどの音楽や美食を堪能できる、ということも理由の一つだが、刺激に富んでいる大きな理由は男女の交友関係の深化をはかれる場であるということ。そこには聖書にある「不品行」を制御する厳しいおきてはなく、本人達の同意が得られればどこまでも深みにはまることができる。男女交友関係にあって男性は割と単純で、ちょっとカワイイ女性をゲットしたいという思いに満ち満ちて、夜の遊び場を利用する。従ってだれの目にもその思いはミエミエになってしまう。女性は男性よりはるかに狡猾であり(私が思うに)、定めた男性をゲットするためにあらゆる手段を自然に繰り出すことができる(カワイ子ぶったり泣きだしたりと結構大変)。もちろん最後の決め手は一夜を共にすることだ。

就職した頃はバブル絶頂で、よく働き、良く遊ぶをモットーに、ある意味活発に活動していた。いろいろな人たちとのネットワークが男女の違いや国籍を超えて広がって行った。男女雇用機会均等法ができ、国際化が叫ばれた時代だったので、女性の社会進出も活発になり(表面的には)、バイリンギャルなる人たちも大勢現れ、肩パット入れて遊びにも仕事にも頑張っていた。またバブルの甘い蜜に誘われて、金融系の金持ち外国人達が増え、六本木などに集まるようになった。私もいつの間にかその仲間に加わり、日ごろは地味に深夜まで働き、金曜の夜から日曜までは英語を交えて徹夜で遊びまわった。

死体の集まるところ、はげたかも集まる(ルカ17:37)の御言葉通り、国際色+バイリンギャルのきれいどころということで、パーティなどを行うと様々な人たちが集まった。もちろん集まる理由は、金持ちの金融系外国人イケメンをゲットするために集まるバイリンギャル達と、一夜の性的はけ口のためアジアン女性を求める外国人男性達を中心に、男女の刺激を求めて若い男女が六本木などの飲み屋に集まるのである。従って仲間を中心としたパーティに知らない人がいつのまにか大勢加わり、男女入り乱れてその場限りの刺激を堪能していた。日曜日の昼近くに起きると知らないマンションの一室にいたということも結構あった。お日様がまぶしかったなぁ。遊びも仕事も自分たち中心に回っているような、自己中心極まりない錯覚まで起こしていた。

しかし刺激たっぷりの時代はバブル崩壊と共に消滅。片意地張って闊歩していたバイリンギャルたちは、結構普通に結婚し、子供産んだりしたなぁ。バブルで日本にやってきた金融系のアメリカ人たちは、バブル崩壊と共に帰国か、クビ。外資系の素早くドライな対応に、この世の厳しさを見た気がした。祭りの後のむなしさだけが残り、快楽を求めても意味がないとまで思いだした。まさにこの世の遊び場は魅力たっぷりだ。それこそどこぞの集会でおこなわれているペンテコステ系の奇蹟だ!癒しだ!という集会よりもよほど刺激的だが、すべては空しく、風を追うようなものだ。

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