偽りとの訣別

聖書箇所：　ヨハネ3:5-8

前回もお話した通り、この国が持つ信仰はマモン(マタイ6:24「富」)に対するものです。つまり私達のクリスチャンとしての霊的な戦いは、この国おいてはマモンに対する戦いに大きなウェイトがあるとも言えるのです。しかし、この面において、どれほど多くの聖徒達が、またどれほど多くの教職者達が、敗北をし、また祝福を失ったことでしょう。まるでエサウが目の前の食べ物のために長子の権を失ったように。地位名誉、富、心を奪わせるものは根深いものがあります。

サタンはこのように巧妙に私達に戦いを挑んできます。彼らは御言葉を用いて偽りを語り、また気づかない形で存在する偶像と霊的な姦淫を結ばせることをします。そしてその始めにアダムとエバに、この霊とまことにおける主との交わりを破壊し、その結果としてエデンにあって持っていた受けるべき祝福を人は失ったのです。しかし、これを私達の救い主イエスキリストは奪還したのです。

今、私達は水と霊から生まれ(ヨハネ3:5)、霊とまことによって礼拝を捧げ(ヨハネ4:23)、神との交わりを回復したのです。そして、ここにエクレシアの真の姿があり、本来受けるべき祝福の回復があります。偽られてはならない、失ってはならないものがあるのです。

マモンに支配され滅び行こうとするこの国を取り戻す戦いは、私達の直面する信仰生活の中にすでに始まっています。神との霊とまことによる真の交わりの回復と祝福の回復について、今回は共に分かち合いたいと思います。