日本語で言う「教会」とはエクレシア、すなわち召し出された者達の集まりを意味します。私たちはサタンの支配するこの世から召し出されたのであり、それまではサタンの霊や肉に従って生きていました。その生活から召し出され、神の国へと招待されたのです。この世から召し出されたということは、サタンの支配から神の支配に移されたことを意味します。事実、私たちはキリストのからだにつながれたのです。では、私たちは神の国に入っているかというと、完全に神の国に入っているわけではなく、相変わらずこの世で暮らしています。何故神は召しだした私たちを天にある神の国に入れずに、この世で生活させているのでしょうか?
神の国はすでに来ているとイエスは言われました。そして私たちはそれをキリストとの交わりの中で体験できます。これはキリストが再臨され、私たちが完全にキリストの王国に入ったときの前味わいであり、その保証として御霊が来られました。言い方が悪くなるかもしれませんが、今の私たちは神の国に招かれてはいるが、まだ入っていない中途半端な状態にいる者たちと言えるでしょう。今日はこの事を考えてみましょう。