新しい年を迎え、昨年に引き続き主イエスキリストのもとで十字架を仰ぎつつ、キリストの花嫁として日々新たにされていく必要があります。その第一歩は教えの基本にも位置付けられている死んだ行いからの回心です(ヘブル6:1-2)。主イエスキリストと出会う前 の人は、自分の力に頼り、自分の栄光を求めて生きる存在でした。これは世の中の人々に限ったことではなく、主イエスキリストとの出会いを経験している者達でも、油断していると自分の力に頼り、また自分の栄光を現そうとしていることに気付き、度々ぞっとすることがあります。パリサイ派のエリートコースを歩んでいたパウロは、ダマスコで主イエスキリストと劇的な出会いをしました。それまでキリスト者を迫害する先頭に立っていたパウロは、その日からキリストを世界に広めて行く側に変えられました。正に正統ユダヤ教のみを見つめる者から、主イエスキリストのみを見つめるものとされ、人間的なものに頼っていた生活から主イエスキリストを頼る生活に変えられたのです。教えの基本である「回心」の模範となるようなことをパウロは行いました。今日はパウロの回心を通して、私たちに必要なことは何なのかを考えてみたいと思います。
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